くぼた式育児法導入研修2
カリキュラムの一部をご紹介いたします。
0歳児カリキュラム いないいないバア
赤ちゃんの脳の前頭前野の発達を促すのに、大切な遊びです。
➡単に「あやす」行為ではありません。
➡発達時期に合わせて、さまざまないないいないバアの遊び方があります。
➡繰り返しの刺激が、神経回路をより強固に働かせ、物事を期待して一定時間待つことが発達を促すポイントです。
ねらい 予測する力、ワーキングメモリー(短期記憶)を鍛えます。
ワーキングメモリー(短期記憶)・・・通常の記憶とは異なり、一時的に覚えておいてやり終わったら忘れてよい、行動が済んだらいらなくなる記憶の事です。このシステムは前頭前野がはたらき、使って鍛えるほど、脳は刺激され発達します。
大小の認知
大人が物の大小を理解するには、左右の脳を使い分けますが、1~2歳児では見て、直感的に分かるように「視覚順位」に働きかけます。
➡ 同じ種類、同じもので大きさを比べます。大小に差があることが大切です。
ねらい よく見て、大小の大きの違いが分かるように促します。

1歳児カリキュラム 細い幅の上(平均台)を歩く
ねらい バランス感覚を養います。
バランス感覚は、大人になってから身に着けるのは難しい感覚です。正しく歩くことができると、疲れにくくなり、長時間歩けるようになります。歩けなければ走ることも跳ぶこともできません。正しい歩行の習慣をつけた子供の脳の働きは、そうでない子よりも優れているものです。

2歳児カリキュラム 方向感覚トレーニング
ねらい 左右の関連を感覚で受け取めるようはたらきかけます。人の手足の動作を、平面上で表現する方法を身に着けます。
左右の区別は頭で考えるのではなく、直感的な判断で行われます。2~3歳の幼少期のうちに左右の方向感覚をしっかり身に着けておくと、大人になってからも左右を取り違えるといった失敗がなくなります。
➡この時期を過ぎて左右の区別を覚えさせようとすると、理屈で覚えようとするため、とっさの時に直感的にわからくなってしまう可能性もあります。
記憶には「記述の記憶」と「運動の記憶」の2つがあります。
記述の記・・・言葉で説明できたり、頭の中でイメージとして思い浮かべられる記憶
運動の記・・・実際に身体を動かさないと覚えられない記憶

➡幼児は運動の記憶をたくさん覚えておくことが大切です。
➡だるまさんの教材は、手足をつけることで、幼児に運動の記憶を表現させています。

研修後のインタビュー
保育士さん
くぼたのうけんさんの0歳児からの教育がピンときませんでしたが、作りこまれたテキスト、一つ一つねらいがあって実践していく中でねらい、気づきが大事だということを学べました。自分の子供にも園の子供にも生かしたいと思います。
保育士さん
くぼた式の中で初めて知ることも多く、 基本が分かって一つ一つこれから生かしていきたい 、 引き出していきたい と思いました。声掛けの大切さ、平面から立体で教える狙いがあった事など提供したいと思う保育を学べました。

以上、保育士が行った研修内容の一部をご紹介いたしました。今後もりすさんの保育室にご期待ください。

園見学もお待ちしております。